こんにちは。
いま注目されている民泊。
旅館業の許可よりも難易度が下がるため、開業しやすい制度です。
民泊の特徴として、「営業日数が年間180日を上限」と定められていて、これを民泊のデメリットと取り上げているのをよく見ます。
たしかに民泊を専業で営み、多くの収益を得たいという方には物足りないかもしれません。
ところで年間180日の考え方ですが、「1月から6月の間」のような連続した期間ではなく、4月1日正午から翌年4月1日正午までの間に、宿泊させることができるのが180日という意味であることをご存知でしょうか。
半年間しか営業できないと思っていた方もいらっしゃるのではないかと思いますが、年間を通して月に15日くらいという頻度ですね。
少ないですか?
4月1日が起算日になりますので、年の途中、例えば10月1日から営業開始した場合は、翌年の4月1日正午までの間、180日営業することができます。
月割りという考えはありません。
初年度はほぼ毎日営業することができると言う訳です。
副業で民泊を始めて、もし毎日宿泊者が訪れたらどうでしょうか。
次の宿泊者の受け入れ準備で忙しくなりますね。
特にチェックアウト後の掃除が大変だと思います。
次のチェックインに間に合わせなくてはなりません。
月に15日くらいの営業でも、連続して宿泊予約が入ることはあり得ますよね。
基本的に民泊では食事の提供はありませんので、食事で宿泊者に喜んでいただいてリピートしていただくことはありません。
やはり清潔感や快適性が重要になってきます。
これらの要素を維持するために毎日慌ただしく取り組むのも負担が大きいのではないでしょうか。
ですので、私は180日というのは少なくないと思います。
当事務所にご相談いただく方は、副業として始めたいという方が多いのですが、180日の営業日数について「少ない」とは思われていないようです。
私もご相談者には「ちょうど良いですね」とお話ししています。
あとは、開業前にプレオープンをするなどして、実際に限られた時間の中で清掃を行うことを経験しておいた方が良いでしょう。
無理をすると継続することが辛くなりますよね。
180日というルールの中で民泊オーナーとしての新しい生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。