こんにちは。
2018年6月に住宅宿泊事業法(民泊法)が施行されました。
旅行者から料金をいただいて宿泊していただくには、
旅館業法に基づく開業許可が必要でしたが、
簡易な方法で宿泊者を受け入れることができるようになったのです。
この新しい民泊制度は、
法施行直後は開業の届出が多かったようですが、
最近は落ち着いてきているようです。
民泊というと、
旅行者を受け入れることで互いに交流の機会を得る、
または空き物件を利用して収入を得ることをイメージされると思います。
受け入れ目的はオーナーのアイデア次第で多様に設定できると思います。
娯楽施設客、海水浴客、登山客、ゴルフ客などたくさんありますね。
千葉県は、都心から近い上に観光スポットが多いリゾート県ですが、
農業漁業が盛んな県でもあります。
農業漁業の体験を旅行、滞在の目的としてお考えの方もいるのではないかと思います。
「グリーンツーリズム」と言う言葉をご存じでしょうか。
農林水産省のサイトによれば、
「農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動」とされています。
体験型のイベントは近年盛んに行われていますが、
農山漁村地域でも注目されています。
農山漁村地域での体験を希望する方にとって、
そこに民泊があることは喜ばしいことなのではないでしょうか。
体験希望者にとって選択肢がひとつ増え、
一歩踏み出す良い条件であると思います。
観光地には、ホテルや旅館が揃っていますので、
そのような地域を離れて民泊を始めることは、
新しいマーケットの形成になるのではないでしょうか。
自治体に対して民泊開業の相談をされる方の多くは、
空家対策としての開業をお考えのようですが、
「グリーンツーリズム」というより具体的な経営方針を打ち出すことで、
他の民泊オーナーとの違いをアピールでき、
集客に役立てることができると思います。
実際に、グリーンツーリズムと民泊を絡めて推進している自治体もありますので、
ご興味がありましたら当事務所へご相談ください。
まだまだ知名度の低い民泊制度です。
いまのうちに開業してノウハウを蓄積し、地域の先駆けになりませんか。
大きなチャンスだと思います。
あなたからのご連絡をお待ちしております。